【お金のかからない趣味】ぐるっとパス使ってみた①(東京都庭園美術館)
使っ
何かとお金のかかる不妊治療。特に、体外受精は毎回びびります。
支出の断捨離を決行してみたのですが、「やりたい事を、お金を理由に我慢する」のも、なかなかのストレス。
お金の正しい使い方って思った以上に難しい。人によって、マストハブだのベストバイだの、違いますもんね。
失敗を重ねながらも、お金のかからない楽しみ方を模索する日々。そんな中出会ったのが「ぐるっとパス」。美術館や博物館を、無料or割引で楽しめる素敵なチケットブック。意外と高い美術館等の入場料…これって結構おトクかも。早速チケットブックを使って、美術館に行ってみました。
1.ぐるっとパスの魅力と注意点
実際使ってみて感じた、ぐるっとパスの魅力と注意点をまとめてみると
<魅力>
・対象施設が95と豊富
・1,000円以上の展示が無料入場券で見られる場合もある
・スタンプを集めると抽選でミュージアムグッズ等があたる
→御朱印帳感覚で何だか楽しい
<注意点>
・有効期間は最初の利用日から2か月間と短め
・常設展のみ割引、企画展は対象外の場合がある
・通常料金と比べると割引率が低めな場合もある
・遠い所は交通費がかかる(当然ですが)
ざっと見ると、無料入場券と割引券の割合は半々くらいという感じです。
2.気になる展示や施設をチェック
対象施設と展示スケジュールはパンフレットやHPでチェックできます。ケチな私は無料入場券の対象施設を狙い撃ち。特に通常料金1,000円以上の所。でも、文字情報だけだと、好きな美術館や有名な画家以外、なかなか行く気になりません。
そんな時はぐるっとパスの公式Twitterがおススメ。簡潔に、展示内容・期間・無料or割引が書かれており、パンフレットのビジュアルも見られるので、対象を選びやすいです。
厳選の末、大好きな「東京都庭園美術館・キスリング展」に行く事に。 アール・デコの建物と庭園が美しく、定期的に行きたくなるくらい素敵な場所です。展示も良さそうなので、会期終了寸前に行ってきました。
3.早速行ってみた~東京都庭園美術館・キスリング展~
受付でチケットブックを渡し、入場券に引き換えます。スタンプを集めている場合はスタンプを押してもらいます(自分で押す所もありますが)。
入場券、無料でゲット。
雨に濡れる庭園美術館…。美しい。こんな所に住まいたい。
キスリング展の看板がお出迎え。色鮮やかなタータンチェックが美しい!実際着られるかは別として。
美術館に入ると、出迎えてくれるのが素敵すぎる室内装飾の数々…。庭園美術館の別称は、旧朝香宮邸。アール・デコの様式美に魅せられた朝香宮ご夫妻が、日仏の芸術家・技師・職人と共に総力を尽くして建てた自邸だそう。
一つ一つの部屋のしつらえ、今でも存分に通用するお洒落さ。
そんな素敵空間すぎる邸宅内の、各室に展示されるキスリングの絵。エコール・ド・パリを代表する画家なんだとか…(知らなんだ)。写実的で、肉感的で、何より色彩豊かな絵の数々。肖像画が代表作のようですが、花や風景の絵もとっても素敵でした。
数年前、工事の末にできた新館。こちらは、広大な空間の中で作品が楽しめます。カフェもあり、お茶もできます。優雅~。
お茶をするかわりに、ポストカードをゲット。涼しげなブルーを背景に、まるで香りが漂ってきそうなミモザの花の絵と、これでもかというくらい建物が描きこまれた、どこか重厚感のある港町の風景。
庭も素敵な庭園美術館。洋風庭園と和風庭園があります。本当に東京のど真ん中なのか…。「どこなんだ、ここは」感が凄い。洋風庭園、晴れている時は芝生の上で日光浴やランチをする人もおり、なかなかのどかな良い空間。
洋服などを買うのが好きだった私ですが、最近めっきり買わなくなりました。
それでも、「素敵なもの」「綺麗なもの」に憧れる気持ちは抑えきれず…最近は、「美術館に行き、美しい物を見る」という形で解消する事にしています。
買った物は手元に残るけど、本当に満足した買い物じゃないと、飽きるのが早い気がします。美術館は、物は残らないけど、記憶として刻まれるというか…何回も取り出して美しさを味わえるので、非常にコスパが良いと思います。