【お金のかからない趣味】ぐるっとパス使ってみた②その後と反省
お金のかからない趣味として、ぐるっとパスを使って美術館巡り。
庭園美術館以外にも、色々行ってきました。
途中から、「どうせなら多くの美術館巡りたい」「スタンプゲットしたい」とポケモンスタンプラリーに興じるキッズのようなノリに。
いや、むしろ株主優待券の消費の為に、自転車で奔走する桐谷さんのような状況に。
なかでも素敵だった美術館をいくつか。
1.松濤美術館(渋谷)~華めく洋食器~
「良きが上に良きものを」という理念のもと、デザイン・品質共に優れた日本製洋食器の数々を世に送り出したそう。皇室・政財界・老舗ホテルなどの為に作られた素敵洋食器が満載。
また、松涛美術館は展示も素晴らしかったけど、とにかく建物が素敵!階段のデザインや彫刻など、とても洗練されています。
ただし、渋谷駅からはかなーり歩きます。セレブエリア松涛、素敵な邸宅もたくさん。
2.オペラシティアートギャラリー(初台)~トム・サックス ティーセレモニー~
日本の茶の湯とそれを取り巻く様々な儀礼や形式を、トム・サックスの視点を通して再構成。
入室~退室までを体感できるような作り。自作のメカで機械式に茶をたてたり、PEZキャンディーや綿棒、歯ブラシなどを使った茶道具があったり。
使われているものは雑多なのに、妙なまとまり感や静謐感(?)があるのがとても不思議…。
これらの個性的な道具や空間を使って、ホストが客人をもてなす様子が映像化されており、それを見てから展示へ行くという流れ。
なんかとてもワクワクしました。
3.目黒美術館~太田喜二郎と藤井厚二-日本の光を追い求めた画家と建築家~
同時期に影響を与え合った、画家と建築家の展示。
光を取り込む事に熱心だった画家と、自然環境をとりこんだ空間を作り上げた建築家。
こじんまりとした展示でしたが、涼しげかつモダンな居住空間が特に素敵でした。
4.朝倉彫塑館(日暮里)
彫刻家・朝倉文夫のアトリエ&住居。日本庭園を見渡せる住居エリア、屋上庭園をてっぺんにもつアトリエエリア、どちらも素敵。
入室した瞬間、天井が高く光の差し込むアトリエ。
彫刻家だからか(?)とても立体的な日本庭園。光の差し込む場所、影に涼む場所、水の流れる場所と、狭いながらも見どころたくさん。
真夏日に訪れましたが、涼を感じる事ができました。
にゃんこ彫刻も結構あってかわゆい。
5.旧岩崎邸庭園
(衝撃の工事中…!!)
明治時代、岩崎彌太郎の長男・久彌の本邸の、西洋木造建築。洋館・和館とビリヤード場(!)の三館構成。洋館には地下道があり、ビリヤード場につながっているとか(何のためだ…)
室内はなんか、貴族の生活や~、って感じです。英国貴族ドラマの「ダウントン・アビー」的な世界。
ビリヤード場とかロッジ風でなんとも素敵。
岩崎家は岩手の小岩井農場を創設したという関係があるからか、(小岩井の「岩」は岩崎の「岩」らしい)、和館では小岩井のアイスを使ったアフォガードが食べられます。なんとも美味。
6. 期間中巡った美術館の数
11か所!
(1件スタンプ押し忘れ)
スタンプもそれぞれ個性豊か。猫可愛い。
2か月間、ぐるっとパスを使った結論。
真夏日の美術館巡りはなかなかの苦行。体中の水分が全て蒸発したようだった…。
う〜ん、お金のかからない〇〇って、服もだけど、「元を取らねば!」とフガフガしがちだ…。
ぐるっとパス、次は行くところ厳選しよう。と、反省した私。
ただ、素敵な建築や空間は心が洗われる気がします✨
特に朝倉彫塑館は、とっても粋でオススメです!撮影禁止で全く伝わらないのが悲しい。