妊活時間の過ごし方

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妊活中をいかに過ごすか?を模索する日々のブログ

【雑記】「いつかティファニーで朝食を」終わっちゃった…

私は漫画が好きで、よく読み漁ってます。

 

漫画って、「面白い」だけじゃなくて、「その時の自分が共感できる」っていう事から深ーくハマる事も多い気がします。

 

登場人物の境遇に自分を重ねたり。悩む姿に、「うんうん」と頷いたり。スッキリ解決した姿に、「良かったねぇ」とウルウルしたり。

 

フルタイムで働いていた時、ドはまりしていたのが「いつかティファニーで朝食を」。

 

いつかティファニーで朝食を 14巻(完): バンチコミックス

いつかティファニーで朝食を 14巻(完): バンチコミックス

 

最近、とうとう最終巻が出てしまい… 終わっちゃっいました…!悲しい…。

 

 

働く女子のキラキラした感じ。苦しみもがく気持ち。朝食というささやかな楽しみで気分を上げ、日常へと戻っていく。キラキラ感は強めだけど、描かれている事って結構リアルな気がする。

 

また、登場人物の置かれている境遇が様々で面白い。バリバリ働く女子もいれば、専業主婦もいるし、長らく失恋から立ち直れない女子もいれば、恋愛体質の女子もいる。

 

フルタイムで働いていた時は、アパレルで働く主人公「まりこ」に共感しまくり。仕事に忙殺され、日々の仕事に疑問を抱いたりしながらも、ふとした時に「やっぱりこの仕事好きだぁ」と思えたり、やっぱりもう無理かなって思ったり。

 

仕事をしないブランク期間には、専業主婦「栞」の気持ちも分かるように。仕事をしている友人がキラキラしているように見えたり、自分の居場所はどこなんだろうって悩んだり。

 

その他にも、女子達の旦那、婚約者、元カレ目線でも物語が紡がれるという丁寧さ…。

 

13巻では妊娠と妊活の話題にもちょこっと触れていましたが、そこももう少し掘り下げてほしかったような、ほしくなかったような(どっちだ)。

 

こういう色んな生き方をする人の群像劇を描く漫画、もっと出てほしいなぁ。

 

 

群像劇といえば、「隣の家族は青く見える」もすっごく良かった。

隣の家族は青く見える DVD-BOX

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不妊治療に挑む夫婦の事を描いたドラマ…何度泣いたか分からない。ドラマを見てはTwitterでみんなの感想を読んでまた泣くという。

 

深キョンはすっごく可愛いし、松山ケンイチはできた旦那すぎ(笑)。不妊治療に不理解な深キョンの実母を説得すべく、不妊治療の本を自分で読み込み、付箋をつけたりマーカーでライン引いたりするほど熱心。

 

一時期、旦那さんに求める不妊治療への協力度の基準が松ケンになり、ケンカになるという不毛な事もしました(笑)。

 

このドラマも、インスタで見栄はりまくる専業主婦や、周囲にも家族にもカミングアウトしていない同性カップルバツイチ子持ち男性とその恋人など、色んな事情を持った人達が同じ空間で生活しています。それぞれに、色んな苦労や悩みを抱えていて。時々、お互いの相容れなさすぎる価値観がバチバチとぶつかり合ったりしつつも、最終的にはそれぞれが寄り添う優しい世界へ。

 

 

あと、「獣になれない私たち」も毎週楽しみにしてました。

 

獣になれない私たち Blu-ray BOX

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ECサイト運営会社で働くガッキーは、仕事ができる上頼まれたら嫌と言えず、人に頼る事もできず、我慢しちゃうタイプ。

 

そこにパワハラ上司や無気力な同僚や後輩が思いっきりのしかかります。甘えまくり。押しつけまくり。すり減っていくガッキー。見てて辛い。

 

そして、支えになってほしい彼氏の田中圭も、「女は従順で可愛くあれ」「女子のお洒落は男へのアピール」的なコンサバ感(私解釈)を醸している。かつ、ニートの元カノと未だに同棲状態で、追い出せずにいるという煮え切らなさ。それでも、なんとか理解を示し、我慢をするガッキー。 

 

人に合わせて、自分が我慢すればまるくおさまる…と、なかなか獣のように自分を剥き出しにできないガッキーが、少しずつ自分の殻を剥いでいく姿は爽快。

 

ドラマチックに助けてくれる存在なんかは登場せず、一人一人の小さな違和感や共感が、変化に向けた確かな行動を後押ししてくれる。

 

ニート元カノの黒木華も、最初は見ててイライラモヤモヤするんですが…ガッキーと触れ合ううちに少しずつ努力をし、転んではまた立ち上がって次の道を歩み出す。その姿に、いつのまにか応援したくなってしまったり。

 

昔のドラマだったら、元カノ=敵役って感じになりがちですが、何故か彼氏を差し置いて共同戦線張ったりする。 その他にも、単に介入過多と思っていた彼氏の母親も、「夫の介護」という重いテーマを通して、違う一面が垣間見えたり…。

 

全体的に、女性達の苦しみながら戦いながらも前向きに変化していく姿に、励まされました。

 

 

最近、漫画やドラマで扱われる、登場人物の背景が多様化してきたような気がしますし、ストーリーも一筋縄ではいかないというか…テンプレ通りではないというか…奥行を感じさせるようなものが増えた気がします。

 

ネットでは漫画やドラマに先駆けて、今までスポットが当たっていなかった事柄にフォーカスした漫画やブログが多かった気がします。不妊治療も、自分が始めてみてどれだけ多くのWeb漫画やブログに助けられたか。悩みや不安を解消してくれたり、自分の道が今後どういう世界につながっていくのか、垣間見れたり。

 

でも、ネットだと当事者以外はなかなか熱心に見る事ってなかったりしますよね。多くの人が、色んな人への想像力を持てるようになる為には、やっぱり漫画やドラマって圧倒的なパワーを持っている気がする。もちろん、面白い事が大前提ですが。

 

 

そんな事に思いを巡らせながら、今私がハマって読んでいるのが、横山光輝の「徳川家康」という誠にシブい事実…。

 

 以前、浜離宮恩寵公園で茶席を目にしてから、安土桃山スイッチが入ったようです(謎)どこへゆく、私。