妊活時間の過ごし方

妊活時間の過ごし方

妊活中をいかに過ごすか?を模索する日々のブログ

【体外受精】初移植と、移植後の過ごし方

f:id:satoko1101:20190713172010j:plain

体外受精の数々の刺客(自己注射・採卵)を乗り越えた後、訪れるのが

「受精確認」「移植」「妊娠判定」

というターム。

採卵までは「痛みや不安」との闘いでしたが、その後はどちらかというと「わかんない事が多い」事との闘いだと思いました。

もちろん、不妊治療全般がそういう事のオンパレードなのですが…

体外受精になると、卵の状態が事細かに見られる為、更に謎っぷり・神秘っぷりに磨きがかかる感じがします。
 

何がどうなって、そうなったのか。
分かったり、分からなかったり。
はっきりした事は言えなかったり。

分かる事が増えるほど、分からない事も出てくる状況とはこれいかに…(私が不勉強なだけかもしれませんが)。

今回は、初移植の時に感じた事、その後の過ごし方について書いていきたいと思います。

 

 

1.ドキドキの受精確認と、卵の謎

f:id:satoko1101:20190713165926j:plain

ねんど130さんによる写真ACからの写真

私が行っている病院では、採卵翌々日に自分から受精確認の連絡を入れる事になっています。私が指定された日は仕事が入っていた為、午前中の休み時間に電話をしました。

 

「あ、あの~、先日ですね。そちらで採卵させて頂き…受精確認の電話をするようにって言われたんですけど…」

 

たどたどしく尋ねる私。受付の人から培養士さんへと電話が切り替わったようで、以下の説明がありました。

 

「取れた卵の4個のうち、今回は2個が受精まで進みました。残念ながら、残りの2個は変形・収縮し、黒ずみが見られる為、受精に至らないと考えられます

 

 

???????

 

 

変形?収縮?黒ずみ?

 

 

何だ、それ。

 

とりあえず、受精確認が取れたものを、予定通り移植する事に。

 

 

 

2.いざ、初移植

f:id:satoko1101:20190713170028j:plain

シエルノさんによる写真ACからの写真

初採卵は土砂降りでしたが、移植日は快晴!

 

色んなブログを読み、移植は痛みがないという情報を得ていたので、気楽な気持ちで来院。とはいえ、来院時間は8:30でやっぱり早い…。眠いです。

 

尿があった方が移植しやすいと言われたので、来院直後に念のためお水を飲み、採卵と同様オペが行われるフロアへ。移植前に、今回受精まで至った卵の説明を詳しく受けます。

 

・4分割×1個(グレード2)

・8分割×1個(グレード2)

※グレードは5段階で1が状態が非常によく、3が平均とのこと

 

 

今回、分割がより進んでいる8分割の卵を移植し、4分割の卵は、着床率が上がると説明を受けた胚盤胞培養にチャレンジすることに決めました。費用は+3万円。

 

胚盤胞

受精後5日目まで育った状態の卵。この状態で移植すると、妊娠率は50%くらいになると言われているようです。一方、外部で培養するのは卵にとっても過酷な環境らしく、受精卵が途中で死んでしまう事もある…との事。

 

 

手術着に着替え、手術室へ。

採卵の時は大勢の人に取り囲まれましたが、今回は先生とスタッフの方2名のみ。

 

手術台に上がり、採血。室内が暗くなり、お腹に冷たい何かがあてられます。手術台近くのモニターが自分からも見えるのですが、お腹の中が映っていました。これを見ながら移植をするのかな?

 

 

内診のような手順で何かを入れられ、シュコシュコという音。人工授精の時と似たような感触。

 

 

「持ってきていいよ~」

 

 

と、先生がスタッフさんに声をかけます。これから卵が運ばれてくるのか…どきどき。

 

 

「これから卵を戻しますね~」と、先生。

 

モニターをガン見するも、私には何が起こっているのか、意味わからず。痛みもなく、あっという間に移植が終わりました。

 

 

このまま歩いて部屋まで行くかと思いきや、3人がかりで持ち上げられ、ストレッチャーでベッドまで運ばれました…採卵の時もこうして運ばれてきたのね。ホント、重そうで恐縮。

 

15分は立ち上がれずトイレにも行かないようにと言われ、待機。小学生以来の尿意に戸惑う私。

3.移植後の過ごし方

f:id:satoko1101:20190713170115j:plain

シエルノさんによる写真ACからの写真

移植後は、約16日後の妊娠判定までの間、血液検査の為に数回来院し、黄体ホルモンの補充が足りているかを見るようです。

 

移植日は入浴を控え、以降も激しい運動は控えるように…と言われました。普段から激しい運動などしない、全身文化系な私にはいらぬ心配。ただ、時々主人と登山をする事もあったので、それは控えるようにしました。

 

しかし、何が「激しい運動か」って、判断が難しいですよね。

 

また、ネットで見ると、移植後の過ごし方に関する情報が様々で、戸惑います。

 

 

受精卵は熱に弱い為

よもぎ蒸しや岩盤浴NG、

自転車NG、

お酒NG、

当日以外の入浴もNG…

 

 

「一体何がホントなのー!!」

 

悩んだ結果私は、

 

 

・今行っている病院の情報を信頼する

・迷う事があったら、病院に相談する

・それでも心配な事は、やめておく

 

 

と決めました。

 

 

以前、人工授精後のよもぎ蒸しや、妊活中の飲酒についても病院に相談した事があります。

 

その時の病院の答えは、

 

よもぎ蒸しをした・しないで、人工授精の結果が変わるとは言い難い」

「ただ、冷えるよりは温める方がいい」

「飲酒は、適量ならOK。飲まない事がストレスになる方が、問題」

 

との事。

 

よもぎ蒸しのような民間療法的なものについては、医学の見地から明確な影響を言い難い部分があるのかなぁ、と思いました。それ以降、どうするかは自己判断というか…。

 

 

私は、よもぎ蒸しをはじめとした温活とお酒は、移植後控えるようにしました。うまくいかなかった時、自分の場合は真っ先にこの2つの影響を考えてしまいそうだからです。

 

4.一体、何が、どうなって?卵の状態の謎

f:id:satoko1101:20190713170158j:plain

チョコラテさんによる写真ACからの写真

卵の状態、受精確認、移植。

 

その中で私が特に謎だったのが、「卵の状態」です。

 

今回、採卵後の卵の状態説明を受けて、「卵の質は様々」という言葉をようやく実感しました。

 

 

しかし、黒ずみって何なのか…

収縮って、何が起こっているのか…

そして、何がどうなって、そんな状態の卵になるのか…

 

 

不妊治療の謎は奥が深い。

分け入れば分け入るほど、奥地のジャングルに進んでいく感じ…。まだまだ、勉強する事が多そうです。