妊活時間の過ごし方

妊活時間の過ごし方

妊活中をいかに過ごすか?を模索する日々のブログ

【働き方】退職→妊活→働き方の変更。その道すがらの葛藤

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妊活をしたい。でも今の職場のままじゃ無理そう…。退職して、両立できる仕事に就こう!と決意し、右往左往の末、パート・アルバイトで働き始めた私…。

 

 

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色々と悩み考えた末に、収入が下がっても今は妊活に注力するんだ!と腹をくくった私。

 

それでも、退職時に言われた言葉や、仕事に就いた後の周囲の反応で、心がぐらぐら揺れ動いた事がありました。

 

1.退職時に言われた「逃げるな」という言葉

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前職を続けるか辞めるか悩んだものの、家族と話し合った上で退職の道を選ぶ事に決めた私。

 

退職の意思を伝えた後、上司がとある日の朝礼で、こんな事を言いました。

 

「辛い事や苦しい事があったとしても、立ち向かわなくてはいけない。そこから逃げても何の解決にもならない。逃げるな

 

タイミング的に、自分に向けて言った言葉なんじゃないか、と疑心暗鬼になりました(自意識過剰か)。

 

そして、この言葉は辞める直前まで、そして退職した後にも、自分の心の中に呪詛のように残り続けました。

 

  • この選択肢は、逃げじゃない?
  • 今いる場所で、解決を図る為の調整や交渉をするべきだったんじゃないか?
  • 結局、その調整や交渉から、自分は逃げただけなんじゃないか?

 

  • いや、今まで充分すぎる程、仕事に向き合ってきた
  • もう、いいんだ。もう充分
  • むしろ、これからは、今まで向き合ってこなかった「自分の体」や「家庭」にしっかり向き合いたいんだ

 

そして、結論として毎回、今いる場所が「調整や交渉をしてまでいたい場所」と思えなくなっている自分に出くわすのでした。

 

収入面だけを見たら、会社に残る方が正解。自分が第三者だったら、「もう少し続けてみたら?」「やれるだけの事をやってみたら?」と、思うかもしれません。

 

「仕事か妊活か」「続けるか辞めるか」という二者択一で考えるのも、極端な話なのかもしれません。

 

この点については、今でも正解がわかりません。今後、人生の長い道のりの中で、後悔する事があるかもしれません。

 

ただ、退職して約2年が経過した今の時点では、前職に「戻りたい」と思う事は全くありませんでした。

 

ただ、辞める前に、次の働き方の算段をつけておくべきだとは思いますが。その後、随分職探しで右往左往したので…。

2.パート・アルバイトに就いた際の周囲の反応

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退職後、周囲の人達からは有難くも労いと激励の言葉を数多く頂きました。

 

  • 10数年、よく頑張ったね!
  • ホントにホントにお疲れ様!
  • しばらくゆっくり休んでね
  • まずは心身を癒し、新たな道を歩んでください

 

労わられまくり。どんだけ疲れて見えてたんだ、私。

 

退職後に不妊治療を本格的に始めましたが、周囲にはほとんど伝えていませんでした。

 

 

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在職中、残業に休日出勤と、私生活を犠牲にしながらガツガツ働く仕事人間だった私(要領が悪いというのも大いにある)。

 

また、学生の頃から、自分で働いて稼いでご飯を食べる、自立する、というのは私の中で大きな目標で、それは結婚しても出産しても変わらないもの、と勝手に思っていました。

 

そんな私を見ていて周囲も、当然間を置かずに働きに出るだろう…と思っていたのかもしれません。

 

しかし。

 

動かざる事山の如し。

 

1か月、2か月、3か月…

 

妊活を公表していなかった事もあり、「仕事どーすんの?」的な反応が少しずつ出はじめました。妊活をスタートし、両立できる仕事探しに右往左往している事も、傍からはわかりません。

 

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  • 旦那さんがOKなら、専業主婦もありだよね
    という反応から、
  • いいご身分だね!感謝しないと
  • 贅沢だね~、羨ましい
  • 文句言ってたら罰当たるよ
    という反応まで、様々。

 

この時期、「専業主婦」でエゴサーチをしまくり、著名人(誰)の専業主婦に対する手厳しい意見を目にし、勝手に落ち込むという誠に宜しくないマイブームが到来。

 

そして、なんとか気持ちと条件に算段をつけ、当面パート・アルバイトで働く事を決めた際。

 

「仕事、始めたよ~」

「お!とうとう動き出したんだね。何やるの?」

「〇〇の仕事でね」

 

「・・・・」

「アルバイトじゃん!(失笑)」

 

無言になられたり、失笑されたり。

 

そんな反応に勝手に落ち込む私…。

 

まー、妊活している事を事細かに伝えていないので、仕方ないかもしれません。

 

今まで「会社員」という同じ船に乗ってきた同僚や友人。

 

船を降りた途端、距離ができたなぁ、と思う事が多々ありました。 自分が勝手に感じただけかもしれませんが。

3.その後の事

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逃げか?逃げじゃないか?

そもそも、逃げって、何から?

仕事から?

でも妊活面では逃げなんだろうか?

そもそも、逃げだのどーだの、それって他人が決める事?

 

専業主婦の悩みは罰当たりなの?

パート・アルバイトで働く事は失笑される事?

働くって、何?

 

正社員退職→求職(専業主婦)→パート・アルバイト…と、妊活と仕事の両立を目指して歩んできた道すがら、色んな思いが去来。まるで寄せては返す波のよう…(詩人)

 

 

自分の中で、ドラクエ風に解釈したり、

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モヤモヤした時間を別の時間に転嫁できないか考えたり。

 

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思えば、色んな思いをして、悩んで、考えて、行動してきました(というほどの大した行動ではない)

 

この経験は、いわゆるスキルやキャリアには関係ないものだけど…。長い人生の中で、どこかで活きるといいなぁ…。そう思いたい。

【お金のかからない趣味】マドモアゼルプリヴェ展~ガブリエル シャネルの世界へ~

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ここのところ、妊活と仕事、働き方について、今まで自分が悩んだ事ややった事を振り返り、書いていましたが…。

 

色んな思いが蘇り、ぐったり疲れてしまいました。

  

UPし忘れていた趣味の話でも更新しよう…。

 

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天王洲アイル B&C HALLで開催(昨年秋に終了)

 

シャネルの世界観を、パリ・カンボン通り31番地にある、lマドモアゼルシャネルのアパルトマンを模した空間で体感できる…

 

しかも、無料で!!

 

という、太っ腹な展示がある、と聞いて。

 

シャネルなんて勿論持っていない、触った事もない私。

 

にも関わらず、無謀にも行く事にしました。

 

 

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海辺のオシャレなアメリカンダイニング・TYハーバー付近のホールが会場。
 

LINEで事前予約&解説用のアプリをダウンロードの上、来場。

 

解説用のアプリも、音声&動画で展示の解説をしてくれて、とても丁寧。最近の展示って、ハイテクなのね…。

 

建物に入った途端、ふわっと薫る香水…!!シャネルの攻撃は既に始まっている(違う)

 

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入場するとすぐ階段があり、部屋ごとに展示が分かれている。そして、部屋毎にテーマカラーが設けられていて、足を踏み入れる度、くらくらするよーな美しい世界が展開。

 

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白の部屋。

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スパンコール(なのか、なんなのか)の量!!

 

 

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階段を取り巻く鏡張りの部屋…!この階段の上部から、シャネルは自身の作品のランウェイを眺めていたよう。

 

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優しい色のベージュの部屋

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刺繍がすごい。

 

 

 ガラッとシックな黒の部屋

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それまでは聖職者・修道女・使用人の色とされていた「黒」という色を、女性を美しく見せるものへ解放したのも、シャネルだとか。

 

 

 華やか艶やか、赤の部屋。

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「生命・血の色」としてシャネルが愛した色だった模様。

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靴もかわゆい!

 

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何このゴージャスさ

 

 

どこかエキゾチックな金の部屋

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 貴婦人感、すごい

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もりっもりの装飾…

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イメージワークも色別にびっしり! 

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ここでも素材感がすごい。

 

 

お土産にポーチまで頂いてしまった!

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これで入場無料なんて信じらんない。

 

 

ちょっと離れた会場では、CHANELの沿革が分かるショートムービーやイメージフィルムがこれまた無料で上映。

 

本数がたくさんありすぎて、全部見たかったけど8本くらいで断念。

 

ココシャネルの人生がたっぷり分かり、かつ洒落た映像の海。

 

目と頭にたっぷり栄養が行き渡った一日でした。

【働き方】妊活と両立できる仕事探し。整理しておきたい条件~②仕事編

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妊活を始める際、色々な人が悩む仕事との両立。

 

前回は、妊活の面から整理しておきたい条件を書いてみました。

 

今回は、仕事の面からも書いてみたいと思います。

 

 

1.4つの選択肢

 

妊活・不妊治療と仕事の両立について悩んだ際、選択肢としてはざっくり分けて、4つあると思います。

 

①今の仕事を続ける

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一番ベストなのは、今勤めている会社で仕事を続ける、という選択肢。仕事自体に不満がない場合や、キャリアを積みたい場合は特に。ただ、周囲から期待されるパフォーマンスと、治療を続けながら発揮できるパフォーマンスの調整が必要です。

 

メリット

  • 生涯収入が安定(昇給・退職金・厚生年金)
  • 社会保険が充実(労使折半である点や福利厚生等の各種手当)
  • 勝手知ったる環境の為、勤務調整しやすい
  • 評価される場所が家庭以外にある
  • 収入がある為、高度治療を続けやすい

 

デメリット

  • 勤務時間・仕事内容の調整が多く発生する
  • 上司への説明が適宜必要(上司の妊活理解度により対応が大きく変わる…)
  • 同僚への気遣い(妊活を公表したくない場合特に)
  • 仕事に不妊治療が+ONされる為、心身共に忙しい

 

 

今までの仕事内容のまま生産性を上げて、治療の為の時間調整ができれば言う事ありませんが…。

 

限界がある場合、勤務時間の調整をしたり、仕事分担を見直してもらうよう上司に打診したり、仕事内容自体を自分のペースでできるようなものに変えてもらったり、場合によっては部署異動を打診する等の調整が必要になります。

 

今まで培ってきた関係があるが故に相談はしやすいですが、各種調整に応じてもらえるかは別問題。上司や会社の理解度による部分が多くあります。

 

勤務調整には何とか応じてもらえるものの、分担や仕事内容、部署異動などの調整には、上司も会社も腰が重い…という光景を、前職では目の当たりにしました。この辺はホント、仕事内容や会社の風土、妊活している同僚がどのくらいいるのかによる。

 

また、チームで業務をしている場合は、同僚にも度重なる勤務変更で、気を使うことも。妊活している事を伝えた方が色々と配慮してもらえる気がします。

 

 

②今の仕事を一時的に休職する

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これは、産休育休・傷病以外の休職が認められている職場に限りますが…。一時的に休職し妊活・不妊治療に専念する、という道もあります。

 

特に、この会社じゃ色んな調整など無理!拉致があかん!もう限界!と感じた場合、この道を選ぶのは大いにアリ。家族の理解はもちろん必要ですが。

 

メリット

  • 妊活・不妊治療に専念できる
  • 心身の健康を優先できる
  • 社会保険料は労使折半のまま(給与天引きではなく直接徴収となる)
  • 戻る場所があるという安心感

 

デメリット

  • 休職期間は無給な場合が多い
  • 休職期間の上限がある
  • 上記が理由で、治療に対し焦りが生じる場合も
  • 副業不可な職場の場合、休職期間に収入が見込めない

 

とにかく、「期間」「費用」に期限ができる事が特徴です。育休・産休・傷病も休職中無給な所が多いようですが、勤務期間等の条件を満たしていれば、健康保険・雇用保険から手当は出ます。

 

  • 出産手当金(日給の2/3支給。産前42日~産後56日まで)
  • 育児休業給付金(休業前賃金の50%相当額支給。産休後満1歳を迎えるまで)
  • 傷病手当金(日給の2/3支給。4日目から1年6か月間まで)

 

 また、無収入の期間があるとはいえ、治療の面で辛い事があっても、「戻る場所がある」というのは大きな安心感につながります。ただ、不妊治療による休職の前例がない場合等は、人間関係が続くが故の気苦労が生じる可能性もあります。

③転職する

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今の仕事を辞め、治療がしやすい仕事へと転職する場合。

 

メリット

  • 治療がしやすい仕事を自分で選べる
  • 収入がある為、高度治療を続けやすい(収入や雇用形態による)

 

デメリット

  • 職種・地域によっては希望条件を満たす求人が見つかりづらい
  • 収入が下がる可能性がある
  • 新たに仕事を覚え人間関係を構築する必要がある
  • 求職中の収入がない場合、治療・仕事共に焦りが生じる

 

この道を選ぶ場合、その先の道は多岐に渡ります。同業種、異業種。同職種、異職種。企業規模、従業員数、勤務制度…。通常の転職でもその道は多数。更に、「妊活・不妊治療との両立」を考えて転職をしたい場合、事前に考えを整理しておく必要があります。

 

私が選んだ道はこの道でした。後ほど詳しく書きます。 

 

自分のキャリアに自信がある人、もしくは、キャリアより妊活が最優先!と腹をくくった人向けかもしれません。

 

④仕事を辞める

 

これは、もはや両立ではなく、完全に仕事を辞め、不妊治療に専念する…という道です。私も、求職中で仕事に就かず、治療のみしていた時期がありました。

 

メリット

  • 治療に専念できる
  • 心身の健康を第一に考えた生活ができる

 

デメリット

  • 収入がないのに増える一方の支出
  • 妊活が第一目標となり、精神的に辛い場合もある
  • 人間関係が狭まる
  • 節約のあまり、行動範囲も狭まる

 

私は、結構しんどい…と思いました。金銭的にも。精神的にも。

 

自分の存在意義って何だろう、と涙が出てきたり、同世代の友人の、育児に仕事に輝いている姿と自分を比べてしまったり。

 

「気楽でいいね」

「余裕があっていいね」

「贅沢だね、羨ましい。そういう事ができる環境に感謝しないと」

 

働いていた時には自分も、そういう立場の人をそう思っていた節がありました。でも、自分が実際そうなってみて分かる事や感情がたくさんありました。

 

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家事が得意で好きだったり、自宅で一人で過ごすのが苦じゃなかったり、楽しめる活動があるかどうか、というのが肝だと思います。あと、もちろん生活費・治療費を賄うだけの経済的体力(貯蓄や世帯収入)があるかどうか、という面は大前提です。

 

2.転職する場合、整理しておきたい条件

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転職という道を選ぶ場合、選択肢は更に細分化されます。そんな中、最初に考えておかなければならないテーマは

 

  • 「何を」クリアしたくて転職するのか?
  • 転職先でそれはクリアできるのか?

 

 

という点。私の場合は、妊活・不妊治療と両立できる仕事がしたい、というのがテーマでした。

 

 

…にも関わらず、いざ求人を目のまえにすると、両立の為の仕事探しのはずが、「この仕事は成長できそう」「長く続けられ、働きやすそう」というキャリアの面に思いっきり傾き、脱線してしまう事が多々ありました。

 

これは、退職を選んだ理由が妊活・不妊治療だけではなく…前職のキャリアコースに思う所があり、あわよくばそれも解決したい、と思っていた事が原因かもしれません。とにかく優先順位があやふやでした。

 

そんなどっちつかずの態度のまま仕事を探し、仕事も治療も不安ばかりが募り…時間ばかり過ぎていく事に。

 

 

なので、転職活動中はテーマからブレる事がないよう、

 

  1. 妊活と仕事の優先順位を決める
  2. 治療の制約条件から仕事の希望条件を考える
  3. 雇用形態を決める

 

という手順で、転職先を検討する必要があったな、と思います…前回のブログでも触れた通り。

 

 

更に、私は妊活面から仕事の条件を洗い出したのですが、どうにも住んでいる地域&今までの経歴では、適した正社員求人がヒットせず…。

 

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結果、雇用形態をガラッと替える事にしました。

 

所感ではありますがその時整理した事も、記録の為に書いてみます。

 

 

契約社員

  • 仕事内容が豊富
  • 異動・残業なしの求人が正社員より多い
  • フルタイム求人が多い
  • 勤務の融通性は他の雇用形態に比べると低め

 

派遣社員

  • 時給が高い
  • 仕事内容も場所によっては豊富
  • 交通費は出ない所が多い
  • 派遣先・派遣元と勤務&業務調整が必要
  • 勤務調整は直雇用よりしづらい
  • 求人の質・量共に地域差が大きい

 

パート・アルバイト

  • 直雇用の為勤務調整がしやすい
  • 融通の利く勤務形態の求人多数あり
  • 交通費が出る所が多い
  • 未経験OKの求人が多い
  • 仕事内容は限定的な物が多い

 

 

※フルタイム勤務でない場合、企業規模や勤務時間に応じて社会保険加入義務が発生する為、働いてもがっつり保険料を取られ、損をしてしまう場合も(私が求職活動していた2018年時点)

 

 

完全に、私が見てきた求人からの所感で、経歴・地域によっても違うとは思いますが。「融通の利く仕事」を第一に見た際、それぞれの雇用形態に対して、自分は上記のような印象を抱きました。

 

仕事内容が豊富、というのは、その仕事を通して成長ができそうか、やりがいがありそうか、という意味です。やはり働くならば、自分の経験が少しでも豊かになるような物がいいな、と思っていたので(欲張り)。

 

 

契約社員は、正社員よりは時間も仕事内容も限定的で、中には面白そうな求人もありました。でも、ほとんどがフルタイムで、融通が利く求人は少なめ。

 

 

派遣社員は、都市部だと魅力的な求人が多く、時給も高いです。

 

ただ、前職で働いていた派遣社員の方を見ていると、勤務調整が大変そうな印象がありました。雇用契約は派遣元なのでそちらに連絡を入れるのはもちろん、派遣先にも仕事内容によっては、引継ぎをする必要がどうしても出てきたり。

 

求人を探す中、近隣で条件が良い求人勤務時間・時給・仕事内容を見つけたので、派遣会社に問い合わせをしてみました。

 

「勤務日決定後の勤務変更は可能ですか?」

原則、できません」

 

きっぱり断られました。

 

まぁ、原則、なので交渉次第なのかもしれませんが。体外受精の場合、その「原則」を破る日が月に何回も発生しうるので、派遣先にも派遣元にも迷惑がかかるかな~、と思い、断念しました。

 

 

パート・アルバイトになると、選べる勤務時間が豊富になり、急な休みや勤務変更も対応可な求人が激増します。伴い、時給は他の雇用形態に比べると、がくんと下がり、仕事内容も更に限定的に。その分責任が軽いという点は、勤務調整の点からもメリットになるかもしれません。そして、派遣社員と異なり直接雇用の為、勤務調整はしやすくなります。

 

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色々な求人を見てきた中で、治療期間中はパート・アルバイトで働く事を決めました。

 

 

治療と仕事を両立したくて選んだ退職の道。次に選ぶ仕事が、「これなら治療と両立できる!」と心から納得したものでないと、退職した事を後悔するんじゃないかな、と思ったので…一番治療に専念できる雇用形態を選びました。

 

 

前述通り、本人の経歴、求人や病院の数、地域によって、選択肢も差があるかもしれません。私のキャリアで、収入も見込めて治療にも専念ができる求人は、近隣には少なかったです。

 

ホントにキャリア形成って大事だな…ライフプランの選択肢が変わってくる。年を取れば取るほど。

 

求人数が多い昨今、仕事も見つかるのでは?と甘くみていた私。でも、現実は自分のキャリアで太刀打ちができる範囲を実感させられました。

 

仕事を変える場合、自分の希望に見合う求人がどのくらいあり、それに自分のキャリアがどのくらい通用するか、の自覚ってホントに大事ですね(当然な事でしょうが…)

 

 

色々と右往左往してきましたが…パートタイムで働く事になった職場は、不妊治療をするという面でこれ以上ないという位、良い環境でした。

 

  • 勤務希望は週ごとに提出
  • 勤務変更は当日でも可
  • 退勤時間はバラバラ
  • 自分のペースでできる仕事
  • 欠勤者の仕事は社員が割り振るが、誰の仕事が誰に割り振られたかは分からないようになっている

 

特に、自分のペースでできる仕事である事、調整のストレスがない事は、とても良い点だと思いました。

 

パート・アルバイトで、責任が軽いという点があるにせよ…

 

仕事内容が「いつでも・どこでも・誰でも」できるように仕組化されている事は、「どんな事情を持つ人でも、自分の都合で働く事ができる」事につながるんだなぁ、と思います。

 

  

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前職では、時短勤務や休職者のリカバリを在籍者がする事が多く、お互いストレスや気遣いが生じたり、負担度合いが気になって関係がギスギスする事も多く見られました。

 

年長者の方からは「出産・育児は誰もが通る道だから、いつかは自分も助けてもらう日が来るんだよ。お互い様だよ」と言われた事もありますが、拭えないのは「その誰もが通る道が通れなかった場合は、どうなるの?」という疑問。

 

もちろん、立場の違う相手への理解は必要で。本当に必要ではあるんですが、理解する・共感する・慮るといった人間力に頼り切るのも危険なんじゃないかな、と思います。

 

同時に、仕事内容を「いつでも・誰でも・どこでも」できるように仕組化する事が必要だと思います。仕事内容を細分化したり、整理したり。

 

勤務制度を整えても、それを活用する現場の仕事内容の整理が追い付いていなかったら、結局働く人の「人間力」に頼る事になってしまう。

 

新しい職場でそんな事を考えつつ、そんな職場が増えるといいな~…と思いを馳せる私でした。

 

 

【働き方】妊活と両立できる仕事探し。整理しておきたい条件~①妊活編

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不妊治療をする多くの人が悩む、「妊活と仕事の両立」。

 

私も、悩みに悩んだ末退職し、新たに不妊治療と両立できる仕事を探し始めました。

 

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結果、四苦八苦しました。

 

退職後に、一気に治療と仕事探しをスタートしたから、というのもあるかも。

 

そして、悩んだり迷ったり寄り道(?)した結果、パートタイムで働く道を選ぶ事に。

 

私の場合、働き方についての結論を出すのに、膨大な時間がかかってしまいました(要領が悪いというのも大いにある)。

 

 

「妊活と両立できる仕事探し」をする上で、早めにやっておけば良かった…!と思ったのは

 

 

 

前提条件の整理。

 

 

 

私はここをすっ飛ばし仕事探しをしてしまい、だいーぶ時間をロスしてしまいました。

 

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妊活と仕事の両立を考える上で、重要なのは

 

「妊活・不妊治療」

「仕事・収入・キャリア」

 

という次元の異なる事柄をすり合わせる事。これが、なかなかしんどい。

 

こちらを立てれば、あちらが立たず。

これも欲しいし、あれも欲しい。

なんて事が多々、発生。

 

妊活、仕事、それぞれの側面から私が「行動する前に整理しておけば良かった!」と思う事を書いていきたいと思います。 

 

 

 

1.転職をする上で必要な「WILL・CAN・MUST」という視点

転職をする際、やみくもに仕事探しをする前に自己分析を、という言葉。よく見かけます

 

その際、重要と言われる「WILL・CAN・MUST」3つの視点。

 

WILL  ・・・ やりたいこと

CAN   ・・・ できること(スキル・資格・経験)

MUST・・・  企業から期待される事

 

私も、この3つの視点をもとに仕事探しを始めたのですが、どうにも上手くいかず。

 

私のように、ライフステージの変化に伴い、新たに仕事を探す場合、「WILL・CAN・MUST」だけでは足りない、という事に途中で気付きました。

 

2.妊活と仕事を両立に重要な「CANNNOT」の明確化

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仕事の面だけを見て転職活動を考えれば、確かに「WILL・CAN・MUST」の視点で十分なのかもしれません。

 

でも、仕事はあくまでも生活の、人生の一部。

 

妊活と仕事の両立がしたくて退職した私のように、プライベート上の「WILL」が新たに生まれたり、割合が増える場合もあります。 更に厄介なのは、仕事のWILLとプライベートのWILLが反作用する場合がある事。

 

 

制約がある事で生産性が上がる、大きく成長できるという考えもあるとは思いますが…。物理的・時間的な限界や、個々人でキャパシティが違う点を無視すると、必要以上に苦しむ事になりかねない。

 

 

大事なのは、

 

どちらのWILLを優先すべきか、選択する事。

 

CANNNOT=できない事」を、明確にする事。

 

だと思いました。

 

 

仕事では「できない理由を考えるな」「できる方法を考えろ」とよく言われますし、一理あると思いますが…。

 

妊活と仕事を両立させる上で、「仕事も今まで通り頑張る。妊活もベストを尽くす」は難しいんじゃないか、と思います。主観ですが。

 

それぞれにストレスがかかる上、一方のストレスがもう一方のパフォーマンスに影響してしまったり、会社や同僚に、プライベートでデリケートな事情を理解してもらう事がしんどかったり、病院側に仕事の事情を理解してもらう事もなかなか難しかったり…。

 

 

もちろん、入り口としては「できる方法を考える」事が大事ですし、今いる環境下で妊活と仕事の最適割合を導き出せれば、ベストです。

 

でも、どう考えても袋小路に陥ってしまう場合、今の環境では難しいと感じる場合、CANNNOT=できない事」を明確にする事が、妊活と仕事を両立させる上で肝になる、と思うようになりました。

 

3.妊活と仕事の両立を阻むCANNNOT~時間の拘束~

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妊活・不妊治療と仕事の両立において、立ちはだかる最大のCANNNOT=できない事」。やはり、

 

 

時間の拘束。

 

 

ではないでしょうか。

 

 

不妊治療の時間と、仕事の時間。

 

流れ方が大きく違う。

 

不妊治療は女性の体のリズムに合わせて治療が行われるのに対し、仕事はビジネス上の時間が流れています。自社や取引先の稼働時間、営業時間、お客様が商品やサービスを使用し、不満がある場合はそれを受け止め対応する時間。

 

その時の流れを阻む川の、大きな隔たりたるや…!どこぞの大河なの?

 

しかも、どっちもそれぞれにとっては譲れない時間だったりする。

 

仕事だけで考えれば、「生産性上げればいいじゃん!」という問題でしょうが、不妊治療は「未知なる生命の神秘」が相手だから、生産性という理屈も、なかなか通してもらえない。

 

検査や治療を重ねる事で必要な治療を絞り込む事ができ、結果の精度が上がるというのはありますが…。いつまでかかるか分からない。何が原因かもはっきりしない。終わりも決めにくい。

 

確率が高いと言われる体外受精からスタートする、という方法もあるでしょうが、治療のハードさにストレスがたまり、思うように結果が出ず、体外受精からタイミング法に戻したら授かった…なんて事もある、正解が分からない不妊治療の世界。

 

どう頑張っても、不妊治療に時間を割かなければならない場面が、多々発生します。

①治療内容ごとに違う拘束時間

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タイミング法、人工授精、体外受精

 

治療内容によって拘束時間が異なる事も、新たに仕事を探す上で悩ましい部分です。

 

 

私の場合、検査で特に問題なし、と診断され、なるべく心身にもお財布にも負担のかからないタイミング法から不妊治療をスタート。

 

しかし、鳴かず飛ばずの結果を重ね、ステップアップの道を練り歩く事に。

 

病院の方針や個人の検査結果によって治療内容も異なる為、実際の拘束時間は「やってみないと分からない」みたいな部分もあったりします。

 

私は上記3つの治療方法を行いましたが、それぞれの拘束時間を振り返ってみるとこんな感じでした。

 

 

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月の通院回数は2回。生理後の卵巣チェックと、タイミングを取った後の卵巣チェック。生理によってスケジュールは左右されますが、時間の拘束度はそこまで厳密ではありません。

 

 

 

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受精日を正確に測る必要がある事、人工受精日に必ず採精&来院する必要がある事から時間の拘束度ややUP。

 

「必ずこの日に!」という通院日が月1日、必ず出てきます。

 

また、病院で採精する場合はご主人のスケジュール調整も必須。ご主人が仕事の都合等で通院できない場合、自宅で出勤前に採精してもらい、人工授精の2時間以内には病院に到着する必要がある…等、人工受精当日はかなり時間上の制約が出てきます。

 

 

 

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通院頻度はぶったまげるほどUP!

 

卵胞の育ち具合を確認し、ベストな状態になったタイミングで採卵日を決めるので、細やかに病院に通う必要が出てきます。

 

かつ、採卵日決定の日・採卵日・移植日が絶対通院しなければならない日として発生。更に、採卵日や移植日は、病院によっては時間が決められている場合もある(午前中のみ等)ので、その点も厳密…。

 

そして、肺移植後も着床を促す黄体ホルモンが足りているか、不足している場合は補充の薬を出す等の処置が必要で、これまた何日か通院する必要が出てきます。

 

 

 

不妊治療の難しさは、「いつ終わるの?」とゴールが見えない部分にもあります。どの治療の時期に照準を合わせて仕事探しをすればいいのか?大分悩みました。

 

 

タイミング法を見越して仕事探しをすれば、フルタイムの仕事はできそう。選ぶ仕事も雇用形態の幅も広い。

 

 

人工授精以降は、突発通院や通院頻度が増えていきます。そうなると、仕事探しの難易度もアップ。

 

果たして、突発の休みや勤務時間が短い日が多発する週があるなど、こちらの事情を汲んでくれる職場はあるんだろうか?

 

 

求人票の文言をチェックする目も、当然鋭く光り、職探しに更に時間がかかる事に…。

 

 

治療によって拘束時間が全く異なるので、どの治療を見越して仕事を探すか、決めていないと、職探しに難航します。

 

また、新しい仕事に就いた後にステップアップする事になり、新しい人間関係の中でのスケジュール調整に四苦八苦…なんて事も、可能性としては考えておきたいところ。

 

私は「できればタイミング法で授かりたいな…」と甘い見通しのまま治療と仕事探しをスタートしてしまった為に、リセットの度不安になり、仕事探しに迷いが出てしまい、多くの時間をロスしてしまいました。

 

今思えば、最初から拘束時間の長い「体外受精」を見越した仕事探しをしていれば良かった、と後悔しています。

②病院ごとに違う拘束時間

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また、病院によって拘束時間も変わってきます。

 

  • 営業時間
  • 待ち時間

 

土日や夜遅くも営業している病院なら、勤務後や休日も治療時間に当てられるので、仕事探しの幅も広がります。また、とにかく長くて苦痛な病院の待ち時間も、病院によって随分差がある印象。半日かかるところもあれば、2~3時間見ておけば大丈夫(それでも全然長い!)というところも。

 

 

仕事と不妊治療の両立を考える際、

 

病院の営業時間・待ち時間と

勤務時間のバランスを

どう取りたいのか

 

整理しておきたい所です。

 

 

 

私が行っていた病院は、

 

  • 水曜日と土曜午後&日曜 休業
  • 夜19時まで営業

 

営業時間が限られている上、その時間に人が集中する為、待ち時間に2~3時間見る必要がありました。

 

当然仕事を探す上でも、勤務時間の制限が生じます。

 

しかし、「退職したからには不妊治療中心の生活をしたい」と思っていたので、病院の評判や治療方針、そこそこ家から近い、何より口コミで「治療がそれほど痛くない」と言われていた部分を優先し、その病院に通う事を選びました。

 

結果、病院自体に不満はほとんどなかったのですが、仕事探しの難易度はぐんとアップしました。

 

③職場と病院の移動時間

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通院頻度、病院の営業時間や待ち時間と並んで悩ましいのが

 

 

「職場と病院の移動時間」。

 

 

 

条件の良さそうな求人を見ても、

 

「ん?この職場だと勤務時間が17時までで…病院に着くのが…病院終わってんじゃん!」

 

という事多数(病院最寄り駅の本数が少ない&駅から歩くというのもあり…)。

 

 

本当に、どこでもドアが欲しい!今すぐ!と何度思った事か。

 

 

病院の営業時間と求人の勤務時間、乗換案内の移動時間をにらめっこする日々。どんどん限定されていく職場候補地…下がってゆく時給…減る求人数…。

 

 

あぁ、なんだかハワイにでも行きたくなってきた(現実逃避)。

 

 

この点に関しては、病院と職場の物理的距離を考えると、如何ともしがたい部分ですが、地道に通勤範囲と勤務時間を絞り込み、求人を探していくしか道はない気がします。

4.両立しやすい勤務形態を考える

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不妊治療をする上で、一番仕事との両立が難しい体外受精。実際スタートしてみて、以下の条件がある仕事は、治療と両立しやすいように私は思いました。

 

  • 突発の休みOK
  • 直近の勤務変更OK(前日でもOKだとなお良し)
  • 勤務変更は月に何度でもOK
  • 勤務開始&終了時間がバラバラ
  • 突発対応がない
  • 残業がない
  • BtoB

 

とにかく、勤務の融通が利くかどうかが第一優先事項!

 

そして、できれば人の出入りが一日中あり、一人遅れて出勤したり早退しても目立たない環境が良いです。全員集合の上朝礼から始まり、終礼で終わる環境だと、勤務の変則っぷりが目立って気を遣う可能性があります。

 

また、突発対応が少ない仕事、というのも私の中ではマストでした。大切な採卵日にクレーム対応しなきゃならない!とか、そんなの無理ゲーすぎる…。

 

というのも、前職がBtoCの仕事で、急な早出や残業、休日出勤が頻繁にあったから。予期せぬトラブル発生がBtoBの仕事より多く、事後対応にスピード感が求められ、突発対応が多くありました。

 

BtoBの仕事をしていた時期もあったのですが、取引先との事前すり合わせを入念にしている為トラブル発生自体少なかったり、取引先も稼働時間内で対応してほしい、という前提があったりと、割とゆとりのある働き方ができていた気がします。

 

さらに、病院との移動距離を加味すると、以下の条件もあると嬉しいところ…。

 

  • リモートワーク可
  • 在宅勤務可

 

随分探しましたが、新規で探すとなると資格や技術が必要で難易度が高かったり、研修中は出勤必須、と前提条件が書かれていたり。

 

研修期間も、「業務習得まで。個人の習得スピードにより判断」なんてゴールが見えないものもあったりして。

 

また、在宅勤務中心で探すと、時給換算すると「メルカリで物売る方が稼げるのでは?」クラスの低単価がほとんどだったり、詐欺や犯罪まがいと思えるような怪しいものがヒットしたり。

 

 

…なんか、フランスにでも行って美味しいパン食べたいな(現実逃避)。

 

 

5.両立しやすい職種を考える

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両立しやすい勤務形態を考えると、職種が大分絞られる気がします。

 

上記の条件を上げている求人で多かった職種は、

 

  • IT系エンジニア(プログラマー等)
  • クリエイティブ職(Webデザイン等)
  • 汎用性の高い職種(人事・経理等)

 

このあたり。

 

とにかく、IT系やWebデザイン系は、リモートや在宅可の求人がたくさんありました。ただ、当然ながら実務経験やソフトが使える等の条件をクリアしていないと厳しいです。

 

また、どの業種でも必要な、汎用性の高い職種(人事・経理等)も、残業なしの求人が多くあった印象があります。忙しい時期もあるとは思いますが、忙しくなる時期の目途がつけやすく、事前の調整がしやすそうな印象はあります。一方、勤務時間に融通が利くというイメージはなく、早退や遅出などには大分気を遣いそうです。

 

また、ベンチャー企業の求人では人事や経理でリモートOKという求人も幾つか見ました。求められるレベルも高くなりそうですが。

 

 

私の場合、前職が上記職種に全くカスリもしておらず、新たに始めるとしたら「未経験」になるものばかり…。

 

不妊治療しながら未経験職種に飛び込む勇気…皆無!

 

と、いう事で、不妊治療にかかる制約を踏まえた上で、自分にできる仕事を改めて探す冒険の旅に出るのでありました。

 

まとめ. 妊活と両立できる仕事探しをする上で、整理しておきたい条件

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右往左往しながら今の働き方に行き着きましたが、

 

  1. 妊活と仕事の優先順位を決める
  2. どの治療までチャレンジするかを決める
  3. 治療・病院・移動にかかる時間を算出する
  4. 勤務可能地域の絞り込み
  5. 両立しやすい条件を満たす職種探し
  6. 両立しやすい条件を満たす働き方探し

 

私はこの順番で働き方決めていきました。4まで行って、「正社員求人で探していたけど、今住んでいる所だとなかなか厳しいぞ」と思い、5に向けて再度考え直しました。

 

そして特に、「1.妊活と仕事の優先順位を決める」に対し、答えを持っておく事は必須だと思います。ここがブレてしまうと、仕事と治療の間で思い悩む事が多くなる気がします。

 

 

不妊治療は体の状態や経済面から、治療時期や期間が限られる、緊急性の高い案件。一方、仕事は日々の糧として必要で、一定期間ではなく続いていくもの。その分、キャリアアップや経験を積むという長期的視野が求められます。

 

 

本当に考えるだけで頭の痛い「妊活と仕事の両立」ですが

 

どちらを優先するかを決めて

「できない事」から一つずつアプローチをして

「今できる事」に辿り着く必要がある

 

のではないかな…と思う、今日この頃です。

 

【人間関係】「みんな」って誰?問題

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退職と妊活を経験し、

 

 

「ムムム…」

 

 

と反応するような言葉がいくつかありました。

 

「〇〇した方がいいよ!」とか

「毎日何してんの?」とか。

 

satokoninkatsu.hatenablog.com

 

 

satokoninkatsu.hatenablog.com

 

 

上の言葉以外に、喉の奥に引っかかっている言葉があります。

 

 

「みんな頑張ってるのに何で?」

「みんなやってるよ」

 

 

特に引っかかったのが、退職すると決めた時に言われた

 

「みんな結婚しても仕事辞めずに頑張ってるのに、何で?」

 

という言葉。

 

 

ん?

 

みんなって、誰?

 

みんなが頑張ってる事は私も頑張る理由になる?

 

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咄嗟に浮かぶ違和感…。

 

結婚・出産後も、仕事を続ける。素敵で有難い事だし、大変な苦労があるのも分かります。

 

…一方、妊活と仕事両立の最適解を得られず、退職した先輩達もいます。私もその一人。

 

なんなら、結婚・出産後も、家庭と仕事の両立に悩んだ末、退職の道を選んだ人も何人かいたような…。

 

 

一体、「みんな」って誰の事を言ってるんだろう…。

 

 

 

「みんな」の意味を調べてみると…(暇か)

 

1.そこにいる人すべて。全員。また、あるもの全部。

2.残らず。ことごとく。すべて。

 

 

「みんな」が網羅する範囲の絶大なる事! 

 

 

そこにいる人すべて、ってなかなかの状態。そんな状態、なかなか日常ではお目にかかれない。

 

全校集会とか?

 

でも、休んでる人がいたら、これすら厳密には「みんな」じゃない(細かい)。

 

 

考えてみると、「みんな」って結構厳密さが求められる言葉で、簡単に使う言葉じゃないのかも。統計調査みたいに、客観的に数字で「全て」を表せられる状態にこそ、使われる言葉のような気がしてきた。

 

 

さておき。 先ほどの言葉を受け、私は

  

 

ほんとに「みんな」なの?

 

泣く泣く退場した人は、どこいったの?

「みんな」にカウントされてないの?

 それって、「みんな」って言えるの?

 

 

と疑問に思い。

 

 

「みんなが頑張っている」事は「自分も頑張る」理由になる?

 

妊活を見据え退職する私は、頑張ってないの?

え、「頑張る」ってそもそも何を?

仕事を? 人生を? 両方?

それって「みんな」同じ形じゃないと、駄目?

 

 

という疑問から、

 

 

「みんなって誰」「頑張るとは何ぞ」という禅問答へと突入したのです。

 

 

 

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個人に対する支援の形は与える側によって違うし、受け手側がどういう状況かによって、享受の度合いも違う。

 

企業の制度、

組織文化、

働く人達の価値観、

家庭環境

 

従って、個人の頑張りで何とかしなきゃならない範囲も、違う。

 

教育に関しても、「身の丈発言」で物議がありましたよね。経済・地域環境によって受け手側のスタートラインがそもそも違うっていう。求められる「頑張り」の度合いが同じだとは思えない。

 

 

さらに、結婚、出産、育児、妊活、介護…それぞれ「頑張りどころ」も微妙に違うんじゃないか、と思います。

 

 

 

その最大公約数を、会社は制度に落とし込んでいるのだとは思うのですが…

 

 

私の場合、社内で不妊治療しながら仕事を頑張っていた先輩と会社の対応を見る限り、「個人で頑張ってね」って事なのね、と思う事がありました。 

satokoninkatsu.hatenablog.com

 

妊活・不妊治療だけでなく、出産・育児だって、家庭によって「頑張らなきゃならない部分」が違うんじゃないだろうか。

 

 

なのに同じ土俵に乗せられ、「みんな頑張ってる」って言われても…。

 

 

会社側からしたら、仕事を続ける存在の方が有難いのもわかります。制度を受け働き続けるって、雇う側・働く側共に理想の状態。

 

でも、会社側は「ビジネス」の面から社員を見ますが、働く側は「人生」の面から会社を見ます。だから、「みんな」という主語が示す範囲が微妙にズレるのかもしれない。

 

 

頭では理解できますが、立場が違うからこそ、「みんな」とか「頑張る」とかいう言葉は使って欲しくなかった…と思った一件でした。

 

 

 

朝ドラ「スカーレット」でも、この「みんなって誰?」的なシーンがありました(以下ネタバレあり) 。

連続テレビ小説 スカーレット Part1 (1) (NHKドラマ・ガイド)

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  • 作者:水橋文美江
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舞台は信楽焼で有名な丸熊陶業という会社。

 

戦後まもなく人気を博した絵付け火鉢も、時代の流れを受け、下火に。 そんな中、主人公の師匠が信楽を去る事に。

 

その理由について、周囲が憶測で物を言い始めます。

 

 

「クビになったんやろ」

「は?」

「みんな、絵付け職人さんがクビになった言うてるよ」

「みんなって誰?」

「酒屋さんでも、お豆腐屋さんでも、みんな」

「みんなって誰よ」

「みんなはみんなや!」

「だから、どこの誰が言うてんのよ」

「世間や、世間!!」

 

 

 

…この、「みんな」「世間」という姿の見えない巨大な生き物の破壊力よ…。

 

この言葉が登場する場合、額面通りに受け止めると、無駄に怪我する。ホント。 真面目に受け止めないよう、言わないよう、気を付けたい所です。

【お金のかからない趣味】ぐるっとパス使ってみた⑤秋振り返り

この秋は、とにかく雨が多かった…!ので、恒例のぐるっとパス美術館巡りも厳選。

 

この秋、行って良かった所を振り返ります。

 

 

1、東京都庭園美術館~1933年の室内装飾 朝香宮邸をめぐる建築素材と人びと~

 

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入場料円900円ぐるっとパス無料。

 

普段写真撮影不可な庭園美術館。今回は、絵画ではなく「室内空間」「素材」を中心とした、建物が主役の展示。

 

この展示は写真撮影可!みなさん、撮影しまくり。

 

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普段置かれていない家具なども配置され、見ごたえたっぷり!とんでもなくロマンチック空間でした。

 

建物主役の展示は年1開催らしいので、次回が楽しみなところ。

 

2、浜離宮恩寵公園

 

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入場料300円ぐるっとパス無料。

 

ぐるっとパス効果は低めですが。都会の中で、この壮大な抜け感のある庭園!

池や鴨場などの水場が多い庭園なので、解放感があってとっても気持ちがいい。

3、パナソニック美術館~ラウル・デュフィ展~

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入場料1,000円ぐるっとパス無料。

 

こじんまりとした美術館で、すぐ見終わります。新橋駅の近くなので、何かのついでに立ち寄るのに最適。

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やっていたラウル・デュフィ展では油彩やテキスタイルを展示。華やかな色彩と花や植物、虫(!!)等をモチーフにしたテキスタイル。目の保養になりました。

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4、ミュゼ濱口陽三ヤマサコレクション~凹凸に降る~

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入場料600円ぐるっとパス無料。

 

水天宮駅近くの、1階&地下1階からなるこじんまりとしたギャラリー。

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版画・立体版画・石膏等の展示。見渡せる程の広さだけど、結構モダンで気持ちの良い空間でした。版画家の浜口陽三さんは、ヤマサ醤油の社長のご子息らしい。

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静かに物思いに耽るのに、最適の空間…。

 

入口付近にはカフェあり、展示を見ると使えるチケット(無料か割引かは忘れてしまった)をもらえる。

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5、オペラシティアートギャラリー~カミーユ・アンロ 蛇を踏む~

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入場料1,200円ぐるっとパス無料。

 

前回の「トム・サックス ティーセレモニー」もとっても良かったオペラシティアートギャラリー。

 

今回も展覧会のビジュアルが素敵なので期待。この美術館、現代美術の展示がお得意みたい。

 

初台駅が最寄だけど、新宿駅西口からも歩ける。ちょっとしたお散歩に良いコース。

 

今回の展示は、草月流いけばなに刺激され、色々な本をイメージした作品を展示。HPには、「花に翻訳された本の図書館」とある。

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指輪物語をモチーフにした作品。

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出口付近には、モチーフになった本が収められた本棚が。

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他には、キッチュな印象のドローイング作品とか(解説をHPで読むと、色々深い意味があるらしいが…)

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真っ青な部屋に、雑多かつ秩序だってたくさんのモノ達が配置された空間のインスタレーションとか(解説をHPで読むと、色々深い意味があるらしいが…)

 

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難しい事はわかりませんが、視覚が大いに刺激されます。青い部屋とか、ちょっと住みたい。

 

 

今回

 

ぐるっとパス有効期間中まわった美術館

7館

 

うち

6館

入場料無料で楽しめました♪

 

 

展示の満足度とコスパの面で、庭園美術館とオペラシティアートギャラリーは早くもスタメン入り…!アールデコや建築、現代美術が好きな人にはこの二館、おススメです。

 

 

ちょっとずつ、お金をかけずに、無理なく美術館巡りができるようになった…!

 

私、成長してる。きっと。何かが(何がだ)。

 

 

【人間関係】妊活+退職によって縮小していく人間関係

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退職をし、不妊治療に専念する生活をはじめてから、いくつもの変化がありました。

 

satokoninkatsu.hatenablog.com

 

 色んな変化がある中で、収入と共にボディーブローのように効いてくる…

 

そう思ったのが、

 

「人間関係の変化」

 

ざっくりした事は以前の記事でも書きましたが、月日が経つにつれ、じわじわ~と周りも自分も変わっていくのが分かります。

 

今回は、妊活+退職によって人間関係がどのように変化したのか、それに対して私がどんな事をしたのか、書いていきたいと思います。

 

 

1.元同僚とのつきあい、激減

 

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有難い事に、前職の人間関係は良好でした。

 

仕事終わりに同僚たちと飲みに行く

休日に気になるスポットへ繰り出す

 

…結構仲が良かったと思います。

 

退職後「その後どう?」的な近況伺いも交えながら、しばらく交流が続いたのですが…

 

しだいにその数は減っていき、今は数えるほどに。

 

 

理由は簡単…同僚たちに妊活している事をオープンにしていなかったから。

 

妊活している事を伝えていなかった理由は、以前書いた通り。

satokoninkatsu.hatenablog.com

 

 

退職すると、やはり「今」の仕事の話には次第についていけなくなります。

 

また、妊活と両立できる働き方を模索中の上、妊活している事も皆に伝えていなかった為、私から提供できる近況報告や話題もほぼほぼ皆無…。

 

 

…近所の猫や犬、スーパーの野菜の値段がホットトピックスなんだぜ…。

 

 

「それくらいしか、話題ないの?」

 

 

とズバリ言われた事も(悲)。

 

 

 

会社を退職しても、肩書が外れた「個人」として付き合いが続くという人もいると思います。

 

しかし、私はどーやらそういう人間ではなかったらしく、自己肯定感がちょっぴり下がっておセンチになったりもしました。

 

でも、妊活をはじめ私生活をオープンにしてなかったので…そうなるのも当然か、と納得する部分もあり。

 

いずれにせよ、自分が招いた結果です。

 

2.子供のいる友人とのつきあい、見直し

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全員ではないですが…子供の話題がずーっと続く場、時々しんどかったりします。

 

育児については聞き役にしかなれないし、

 

時々アドバイスを賜り奉り候的な儀式(何だそれ)が執り行われてしまったりするし、

 

そのアドバイス

「知ってるよ」

「やってるよ」

不妊治療の病院ではこう診断されているよ」

 

と応戦(戦ってるのかよ)し、訂正するのも疲れるし…

 

 

これも先ほどの元同僚との付き合い同様

 

「育児中」「妊活中」というステータス外した「個人」としてお互い興味を持てるか

 

という部分に関わってくると思います。

 

 

付き合いが続いているのは、ステータスに関する話題以外で盛り上がれる関係がほとんど。

 

 

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また同窓会など、10年ぶりくらいの旧友が集まる場も、避けがちになりました。

 

 

多分「今何やってるの?」って話になるな…

 

仕事してないよ!子供もいないよ!って言ったら、「何で?」がくるな…

 

 

と勝手に推測。欠席で返事をする事多数。

 

 

案の定、LINE上に流れてきた当日の進行には

 

「現在何をやっているかを紹介(仕事、育児等)

 

と書かれていました。

 

 

皆が今何をやっているのかは知りたい。でも、この暗中模索な日々を、溌剌と紹介する気分にはならないのでした。

 

3.趣味関係のおつきあい、当面中止

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不妊治療中心の日々は精神的に辛いだろう、と思い、退職後も趣味は細々と続けていました。

 

趣味の場なので、仕事や子供について深く聞かれる事はなかったのですが…。

 

「収入も見込めないのに、何やってんの私?」

 

という思いが頭をよぎるようになり、気分解消の為にやっているはずの趣味が、却ってストレスになるという逆転現象が発生。

 

仕事をしている時、仕事のストレス解消の為にも、自分の喜びの為にも、日々の大きな支えになっていた趣味。

 

この趣味とは一生付き合っていくんだろうなー、と思っていたのですが…。

 

働き方も定まらず、不妊治療の結果も芳しくない中。時間とお金ばかりを奪われるように感じ、心から楽しめず。

 

今思えば、働き方も早いうちに決まるんじゃないか、と高をくくっていた部分が少しあったんだと思います(浅はかの極み…)

 

こちらは、妊活+退職により人間関係が変化・縮小した、というよりも、経済&時間的事情により、当面見送りとした、という方が正しいかもしれません(当然といえば当然すぎる結果…)

 

4.そして仙人、爆誕

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元同僚、子供のいる友人、趣味のおつきあい…

 

今までの人間関係が変化し、つきあいがなくなっていく一方、新たな人間関係が生まれる事もない日々が続きました。

 

結果…

 

「人里離れた山奥に住む仙人」

 

のような境地へ突入。

 

 

とにかく、一人で過ごす事が増えました。

 

昼食も一人。

職探しも一人

不妊治療…は時々旦那さんと。

でも、病院には一人で行く事がほとんど。

 

 

今まで登場人物の多い世界で過ごしていた所から一変。一日中自分ばかりが登場する世界…。数十年間かけて習得してきた言語を忘れそうな日々…。

 

 

ストレスがない一方、刺激もない世界。

 

 

 

入山しそろそろ悟りでも開きそうな私が行き着いた先は…

 

 

 

ソロ活動を存分に楽しむ事。

本、映画、美術館、公園、街歩きとか。お金がかからないやり方で。

 

 

 

アラスカの写真家・星野道夫さんの言葉で、好きな言葉があります。

 

子どもの頃に見た風景がずっと心の中に残ることがある。

いつか大人になり、

さまざまな人生の岐路に立った時、

人の言葉ではなく、

いつか見た風景に励まされたり勇気を与えられたりすることがきっとあるような気がする

 

星野道夫「Micho's Northern Dreams 1 オーロラの彼方へ」より引用

 

 

 

オーロラの彼方へ―Michio’s Northern Dreams〈1〉 (Michio’s Northern Dreams 1)

オーロラの彼方へ―Michio’s Northern Dreams〈1〉 (Michio’s Northern Dreams 1)

 

 

 きっと、今は人の言葉よりも、色んな物を見たり、深く考える時間を持つべきなんだろうな…。

 

 

「仙人、自分に言い聞かせる」の術を発動。

(仙人を何か大きく勘違い)

 

 

 

また、朝ドラ好きの私がその時見ていた「半分、青い」の主題歌・「アイデア」(星野源)の歌詞も、そんな日々の中、沁みました。

 

つづく日々の道の先を
塞ぐ影にアイデア
雨の音で歌を歌おう
すべて越えて響け
つづく日々を奏でる人へ
すべて越えて届け
 
星野源「アイデア」より引用
 

 

ドラマ自体は、展開がかなり激動で賛否両論ですが…

 

オープニングは星野源の曲と永野芽郁ちゃんの爽やかさで、とっても素敵でした。

 

 

…そうだ…続く日々を奏でるだ…

道の…先を…

塞ぐ…影に…

イデア…を…

 

 

うわ言を唱えだす仙人。

(仙人への冒涜著しい)

 

 

朝から歌詞をかみしめ、号泣する私…。
 
 
どんな日常でも、日々でも、紡いでいくんだ。
 

歩んでいくんだ。

その先を塞ぐ影にも壁にも、

落ち込みすぎず、ひるまず、

イデアとユーモアで越えていくんだ。

そうだ、越えていくんだ。

そうだ!恐れないんだ、皆の為に(突然アンパンマン化)。

 

 

一番落ち込んだ時、この歌詞に本当に慰められました。

 

自己肯定が激落ちくんになっても、その道を選んだのは自分。日々は続いていくし、続けていかなきゃいけない。

 

ありがとう、星野道夫さん、源さん(偶然同じ苗字…!)